top of page

積極的右脳利用のススメ

更新日:2月8日

右脳の利用
右脳利用のススメ

右脳は、あらゆる課題を解決する「ソフト・パワー」

  <目次>

1)ソフトパワーと右脳の関連性

2)右脳・左脳の長所と短所

3)日本で右脳が弱る理由

4)左脳過多社会がもたらす弊害

5)右脳は未知の課題解決に適している

​6)右脳利用に関して




1)ソフト・パワーと右脳の関連性

ソフト・パワーは課題解決のマルチデバイス


ジョセフ・ナイ
ジョセフ・ナイ

ソフト・パワーという概念を提唱したのは、クリントン政権下において国家安全保障会議議長、国防次官補を歴任したアメリカハーバード大学大学院ケネディ・スクール学長のジョセフ・ナイ(写真の人物)。


ある国の有する文化や政治的価値観などの魅力などで、他国民から信頼や支持や理解、共感を得ることで国家の対外的発言力を獲得し、自国の外交に有利に働く力を言います。対義語のハード・パワーとは、ある国家の「軍事力や経済力・資金力で(他国や他国民を)無理やり従わせる」力のこと。


日本国のソフト・パワーの源泉としては「サムライハラキリフジヤマゲイシャニンジャキモノ」などに代表される日本文化・日本食などがかねてからありますが、20世紀後半以降確立したアニメ・漫画など2次元コンテンツの存在感の大きさが指摘されます。(以上ウィキペディアから抜粋)

政治学者のジョセフ・ナイの解説では、国家戦略上におけるソフトパワーですが、この力は国家戦略だけでなく、あらゆる行動に利用できます。

ソフトパワーを簡単に言えば「対象を思い通りに動かす印象・魅力」です。

日本では竹中平蔵氏が解説本を出していますが、ジョセフ・ナイも竹中氏も、実際の所、ソフト・パワーの使い手とは言えません。

理論では解っていても、何故応用できないのか?

実は、ソフト・パワーは右脳の能力から生み出されるもので、両氏は年齢の経過で右脳が弱くなってしまったから。と言えます。

​「?」ですよね。次の章をご覧ください。



2)右脳・左脳の長所と短所

​右脳と左脳の仕組み

右脳と左脳
右脳と左脳

人間は生まれた時はほぼ右脳で動きます。2-3歳になって言葉を発するようになると左脳が発達し始め、言葉の組み立てが可能になります。

基本的には右脳左脳共に機能するのですが、幼い頃は右脳が強く、高齢になると左脳が強くなり、成人男性は左脳が強く、成人女性は右脳が多く機能していると言えます、


日本の学校教育で8割以上がテスト・試験と言う左脳の記憶に頼る教育で、これが16年繰り返されると、成人する頃、特に男性は右脳の能力が極めて低くなってしまします。

一般的に右脳は稚拙・左脳は理知的と言われがちですが、それぞれの長所と短所を見てみましょう。

【右脳の長所】

右脳は、イメージ力や想像力、ひらめきを司る脳です。

視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感に関係し、感情をコントロールしています。


○豊かな感性や共感力がある

○画像的な記憶力に優れている

○直感的な思考や空間認識に優れている

○クリエイティブな能力に優れている

○ホリスティック(対象認知・空間認識)な思考ができる

○美的感覚や色の感じ方が優れている

○柔軟な考え方ができる

○不特定多数と直接かかわる仕事や直感力が求められる仕事に向いている

○デザインのセンスが高い

○新しいアイデアを考えたりすることが得意

○センスがよい

【左脳の長所】

左脳は、読み書きや会話、数字や記号の認識、言語機能、声や音を理解する機能などを司っています。


○言語処理や論理的思考に優れている

○数的処理に強く、分析が得意

○データや数字を用いた分析が得意

○物事の原因や根拠を根気強く探ることができる

○冷静に評価し、論理的に説明できる

○分析結果から判断し、自分の意見をわかりやすく伝えたりすることが得意

○スケジュールなど計画を立てるのが得意

○目標を達成するのは絶対!と粘り強く思っている完璧主義

○几帳面、努力家

○説明が上手く頭の回転が早い

【右脳の短所】

右脳の弱みとしては、理論やデータに弱いことが挙げられます。

右脳は感覚的で直感的な情報処理を行うため、理論的に説明されたりデータを出されたりしても、理解力が弱かったりすることがあります。

右脳の役割は、全体的なバランスをとることです。 興味を持った方へ意識が行きがちなので、落ち着いてない、一貫性に弱い、感情的という欠点があります。

【左脳の短所】

左脳は形状の認識が苦手。たとえば、モジャモジャにほおひげ、あごひげを生やした人の顔と、ライオンの顔とを区別することができなくなる、というような珍妙な現象が起きます。

左脳はもっばら論理的、抽象的な概念ばかりを分担しているので、目に見える物体の細かな形などを識別することは、非常に不得手なのです。

物事を主観的に考えがちで、無意識に第三者目線に立つ、相手の立場を考慮など、自分以外の身になっての思考が苦手です。


3)日本で右脳が弱る理由

頑固じじいの仕組み

頑固じじい
寂しい老人

魅力的でかわいい赤ちゃんもやがて年老いてしまします。

日本人の高齢者、特に男性に多く見られるのが「頑固」です。

これは右脳(創造力・応用力。相手の心理を思いやる能力)が弱り切って起こる現象です。

相手を無理やりにでも自分の思うように動かそうとする。これはハード・パワーの一つです。

日本に左脳過多男性(頑固じじい)が増えてしまう理由は、学校教育にあります。

日本の学校教育の目的は、従順な従業員を増産する事だったのでしょうね。

常に課題を出し、頭脳・体力においてそれを解決させ、枠内の答えに着地させるトレーニングです。

多くは記憶し、ルールに則って、正解を導き出します。

私は右脳が強かったので、図画工作においても指導の先を行って、先生を困らせていました。

小学校一年の時に自分だけで描いた絵を「大人に書いてもらった」と言いがかりをつけられて返却されたこともあります。

個人の能力を無視し、指導枠をはみ出さない教育がされてきたのです。

特に中学校以降は中間テスト・期末テストを繰り返す。そして入試に備えての勉強は9割以上が文字・公式の記憶力に頼る左脳優位なトレーニングです。

​こうして日本人は左脳過多になっていきます。

大人右脳の長所は、相手の気持ちが解るからさほど頑固にはなりません。特に女性は右脳が豊かな子供と接するので、それぞれの気持ち理解しようとします。これはソフト・パワーです。

健全な社会は成長(改革)→維持→改革需要→改革→維持を繰り返します。維持は左脳の領域ですが、改革(創造)・成長(未来思考)は右脳の領域です。​


4)左脳過多社会がもたらす弊害

変革の時期に必要なのは右脳だ


コストカット
コストカットだけが解決策?

日本以外の先進国では右脳左脳ともにそれぞれの長所を重用されます。それなのに何故日本では右脳が軽んじられるのか?


その原因は戦後の好景気にあります。

急激な経済成長が莫大な消費需要を生み、商売はいとも簡単に成立しました。

置けば売れる。いわゆる「プロダクト・アウト」の状態が30年以上も継続しました。


現在と比べれば簡単に儲かるので、後は計算(記録・決算)して税を支払う。

この計算だけの行為で事業は継続するので、税理士・コンサルタントなど左脳の士業の独断場でした。

昭和の赤字事業は、コストカットさえすれば黒字化が出来るほど無駄遣いがあり、粗利益は充分に確保していました。 しかし今は、コストカットする粗利益の余力はありません。それでも多くの指導者はコストカットを進言します。 コストカットが無理ならば「無計画な借り入れ」や「根本的な解決策の無い補助金利用」を勧めます。危機を先に延ばすだけの話です。 粗利益を高めたり、売上を上げたりの「正解と言える解決手段」が思い浮かばないのです。


1994年のバブル崩壊。これはバブル経済の限界点を迎えての強烈な崩壊でした。

それでも、ほとんどの国民も政府も「景気は復活する」と考え、抜本的な経済改革をしようとしませんでした。


居心地の良い昭和の好景気から離れられなかったのですね。

左脳の弱点は「過去のデータに頼る分析」です。

なので、時代の変わり目の様な、「白紙からの未来計画」を立てるのは苦手です。


現在の日本政府が、最高学府出身の英知を集めて、30年間様々な政策を打ち出しても、結局「悪い経済」から抜け出せない原因が、この「左脳に頼る習慣」にあります。


企業コンサルタントも同じです。


本来なら売上を伸ばせば良いのに、過去データしか信じない左脳の指導者は「コストカット」に頼ります。

なぜなら「過去にない時代」において、「どうすれば売上が上がるか?」と言う「過去データの存在しない未知の計画」が立てられないからです。


コストカットを否定するものではありません。が、こればかりを繰り返すと事業は縮小しやがては消滅してしまいます。

右脳のコンサルタントである私から見れば、事業改善はコストカットだけではありません。


売れない事業の8割以上には商品以外の事業魅力に改善箇所が多くあり、その改善を的確に成せば売上は上がり、利益率も改善します。


事業の弱点を見つけ、改善コストを考え、現状を応用しながら改善する。


これは「創造力」「応用力」と言う「右脳の長所」を駆使する新しいコンサルティングです。

​​

今の過酷な日本経済は、左脳にだけ頼れば良かった「右脳軽視」の「課題解決の弱さ」から生まれています。


​そして今、「経済を理解する右脳」であれば、いとも簡単に「あらゆる改革を実現出来る経済環境」の真っただ中にいます。



5)右脳は未知の課題解決に適している

新時代は右脳が拓く

アイディア
右脳はあらゆる方位のアイディアを生む

時代の変革における「右脳の利用」。日本の歴史が証明しています。

慣例の関所を廃し楽市楽座を新設し、商業の流通効率化を図り、そこから上がる多額の資金をもって天下布武に挑んだ織田信長。


尊王攘夷か開国佐幕かに別れた江戸末期に、尊王開国と言う反則すれすれの戦略を用い、薩長同盟を実現させて倒幕の一役を担った坂本龍馬。

両氏に共通する点は、「過去の既成概念に影響されない」考えを持つこと、そして、「若者」「馬鹿者(うつけもの)」という周囲の評価でした。いわゆる「常識外れ」です。

「常識外れ」とは「不埒なイメージ」を持たれがちですが、あらゆる膠着を打開する時に効力を発揮する一つの「戦略」と言う一面を持ちます。

過去を重んじ過ぎて新しい戦略に疎い「石頭」には出来ない発想です。

何かに膠着して動けなくなって困ったとき、右脳はその想像力で「~だったらどうだろう?」と言う仮想のシミュレーションを多方位に展開します。


その中で実現が可能なものや、多少の苦労は必要だけど見返りが大きなものを選択します。

その結果、過去には無い新しい手法が生まれます。

誰もが解っている事は、膠着した今の日本・日本経済・日本の事業が大きな危機である事。そして、今に必要なのは「現状を打破する新しい手法」です。

​楽市楽座のように、明治維新のように、今は誰も想像しないけど、きっと効果がでる「大きな改革」が必要な時です。



6)右脳利用に関して

近未来戦略研究所の使い方

右脳の利用
近未来戦略研究所

当研究所の代表は、過去に多方面で右脳による戦略を駆使し、予想を上回る好結果を導いてきました。

小さいものでは、飲食店や専門店、医療関連事業などの「売上」や「利益」アップ、それによる「人材不足」や「資金不足」の解決を導き出しました。


その成功率は驚異の90%以上。経営者が提案をリサイズせず、完全に約束を履行してくれた時は100%です。


大きいものでは国政政党のイメージアップによる議員数の4倍増、大企業の販促戦略による的確な顧客企業の開拓、観光地の地域開発とそれに沿ったまちづくりの改善など。

つまり、この右脳のノウハウは偶然の産物ではなく、理論的に立証されるものです。

が、何度も言うようですが、日本の経済社会は左脳が多くを占めており、この理論を理解する右脳が弱いので、強い賛同は受けられていません。


戦略家にとって「難題」は大好物です。考えに考え、実行し、思う結果を出した時の興奮は代えがたいものがあります。

さて、いかにして利用して頂くか?

【ご相談の手順】


先ずは無料でご相談いただくのが最初です。

メールもしくはSNSからのご連絡でお願いします。先ずは、ご相談日の確定と、簡単な課題の概略を伺います。

ご相談はリモート面談が早いですが、お呼びいただく場合は交通費(遠方の場合は+宿泊費・日当など)が必要になります。

もちろん秘密厳守。相談の前に機密保持時契約も必要であれば交わします。

ご相談においては、課題を伺い、それについての質問をしますので、質問に答えられる環境を整えてください。

【実際の利用】

初回相談の後は、有料になります。

相談後にご利用いただく凡その予算をお見積もり提出します。段階的であれば段階的なお見積もりを出します。

​サービス一覧にないご利用をお求めの方は、都度ご相談ください。

1件のコメント


bottom of page